先日、知人の実家を訪ねました。
その人は漁師町の名家の出身と、かねてより聞いていましたが、
行って見ると話にたがわず北海道の歴史を感じさせるような素晴らしいお宅でした。
何でも歴史的建造物として行政より指定されているらしく
家の由来を説明する看板も家の前にありました。
昔はニシン御殿のような物だったろうと想像しながら中をみせてもらったのですが、
家の真ん中にある吹抜けは特に立派でした。
見ているうちに何となく懐かしい感じがしたのは、
私が子供のころよく行った母親の実家(祖父は漁師だった)や、
生まれてから小学校まで過ごした小樽の社員寮(昔は料亭だったと聞いています)に、
雰囲気が似ていた(こんなに立派ではなかったけれど)からかもしれません。
私が幼い頃、過ごした家は二つとも、なくなってしまいましたが、
こうして現に人が住んでいる昔の北海道の家を見ると、
その頃の活気や暮らしぶりが思い出されるようでした。
本荘